梅田 百茂子 / 台所
サイズ:3200×2400×3100(mm) 映像:18分17秒
素材:ミクストメディア(ディスプレイ、写真、手帳、机、椅子)
HP:shi-g-momo1555.tumblr.com



コロナ禍になり、DVや虐待が目立つようになったことをきっかけに、今まで自分の中にあった「家族」というものに対しての違和感と向かいあった。友人3人で家族のそれぞれの役割は何か話し合い、その話し合いを元に家族の役割を演じたり、時には演じなかったりしながら過ごした日々の中で、自分が感じたこと、考えたことを記録した。もし、新しい家族のようなものがあるとして、それを私が私個人として定義するなら、それは「いつもそばにいるわけじゃない、役割もない、性愛関係でもない。けど、必要な時にそっとそばにいてくれる」である。写真は、前文で述べた、私個人としての定義を現したものである。もしかしたら今は家族には見えないかもしれない、しかし、いつかの未来は「何か家族のようなもの」に見えるかもしれない。