たまちゃんズは、性質が異なる複数のたまちゃんズからなる1人コレクティブです。メンバーそれぞれがイラスト、デザイン、編集、工作、家事など様々な創作をしながら、共同でたまちゃんズを運営してきました。

たまちゃんズは日々「何もしたくなさ」を感じています。その背景には、もしかしたらジェンダー、見た目、立場、年齢といった、社会的属性が含まれるかもしれないし、あるいはただ単に、今日は考えすぎて疲れてしまっただけかもしれません。たまちゃんズは昨今のアクティビズムにおけるラディカルな態度（デモ、街頭演説、ロビイング）や、父権的な批評の言語形式（論文語・哲学語）を枠組みと捉え、そこに遊戯的に介入することによって、遊び場に変えようとします。

本展では、たまちゃんズが日常の中で感じる様々な疑問を元に発達させた独自の理論や、「だめ人間」「すくえない」といった絵本、世間では怠惰とされるような人のために開発した文房具などが展示されています。