• 僕は小学6年の頃、水泳講習の時にプールの中で溺れそうになった経験があります。
    溺れた時にみた床のタイルに描かれていたクジラの絵は、幼い時の自分にとっては
    とても恐ろしい存在として記憶に残りました。大きくなってからはだんだんその記憶も
    薄れてきたと信じていましたが、似ている場面に出会うと、トラウマのようにその頃の感覚が呼び起こされます。
    トラウマというものはいつまでも自分の心のなかに存在しているということに着目し、それをメッセージとして表現した映像作品です。