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イメージラボ

小林彩花

FAKE MAKE

1250 x 630 x 950 (mm)

樹脂粘土、レジン、コピック

テーマは「真実と虚偽」
私たちにとってスマートフォンという媒体は日常に必要不可欠である。
日々膨大な量の情報が入ってくるが、
それは現実の一部をトリミングされたもので全体は把握できない。
画面を通してだと偽物か本物かというのは
境界が曖昧になってしまうということを作品化した。

私たちがメディア媒体を通して見ている情報は、現実のほんの一部をトリミングしたものに過ぎない。画面を通してだと被写体になったものの真偽は曖昧になってしまい、時には嘘が真実として認識されてしまうこともある。
一部だけを見て、全てをわかった気でいるのも事実である。我々は一部のイメージだけで全てを把握しきってしまう単純な生き物なのである。見ているモノが全てではないと疑うことは現代社会を生きる我々にとって必要なことなのかもしれない。
インスタグラムを模した正方形の画面とフィルターを通した画面とミニチュアの二つの方向から作品を見て欲しい。