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フューチャーラボ

寺内星花

移ろうもの

3500 x 600 x 120 (mm)

発泡スチロール、石粉粘土、アイランドモス、建築用1/100人形、テクスチャーペイントなど

「人類が滅んだあとの世界で小さい新人類がかつて
の人間の遺産に住み着き新しい世界を形成している」
という天空、地上、地底の3つからなる架空の世界。
人の骨をそれぞれ足、胴体、頭に切り分けて配置し、
かつての人間と新しい世界のスケールの大きさを対比
させる。
地底から上に向かうほどに時間が流れ、人の痕跡が
減っていき、機械文明は離れ、天井に近いほどはる
か遠い未来の緑豊かな世界に変化する。

ジオラマというものは縮小した現実世界です。
しかし、どうせ作るなら存在しない架空の世界を作りたいというのが始まりです。
位置的な縦世界だけでなく時間軸の横世界に広がりを続けることで
架空の世界でも行き止まりはなくすことができます。