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フューチャーラボ

網中朝海

死者の記憶

200 x 230 x 200 (mm) 、5個

石膏、アクリル絵の具、ミラー、貝殻、ドライフラワー、星の砂、ガラス、その他

メキシコの死者の日から着想を得て、骸骨をカラフルに塗装し、眼の奥に万華鏡を仕込んだ。
万華鏡では、ドライフラワー・貝殻や星の砂(有孔虫の殻)のような死んでいる素材を中心に使っており、
ライトを当て鏡で増幅することで美しい像として見せている。

「死者を覗き見る」ことをコンセプトに作品制作を行った。
現在、日本では死者11人や25人などと数字で伝えられ、死人は綺麗な状態の時に燃やされてしまうように、『死』というものが遠ざかっているように感じている。
しかし、『生』がある日常であるように『死』も日常であると考え、現在の『死』のイメージへのアンチテーゼ的な意味
を生み出そうと、制作に取り組んだ。