宇佐美 結 / Usami Yui
はは、むすめ / ties with mother
<映像>
<15分>
愛情をテーマに制作を続けてきた私の学生生活最後の作品の動機は「母親への感謝」だった。これまでの人生を振り返ると自分はもうダメだと思った時、母はいつも味方してくれた。何があっても変わらず愛情を注いでくれたのは今までもこれからも母だけだろうと思う。母親は誰にも必ずいる、つながりの最も深い存在だ。母は娘を育て、やがて娘は母になる。女性家系である我が家の血筋を遡り、普段言えなかった感謝、後悔、不満、大切な思いを吐き出してもらった。この作品が、母親に対する色々な気持ちを整理するきっかけとなれば本望だ。
