地震を止める実験のための塔 - 原田 葉子

作品情報

インスタレーション / W2000*H5000*D2000 / 廃材、家電

コンセプト

この作品を地球の変動を止めるための実験記録とする。
単純な1つの事象が遠い未来に複雑な振る舞いを引き起こすバタフライエフェクトといった『カオス理論』をもとに、この廃材の塔の中で巻き起こる小さな事象達が、遠い未来に地震を止めるかもしれないという作品。
3.11の東北大地震によって原発事故が起こり、放出されたプルトニウム、その半減期は2万4000年後だ。人間の寿命を超えた、想像もつかないその未来を生きる人々に危険性を確実に警告する方法はあるのか、未来の私達は現在の言語や記号を理解するのか。
この塔では、長期的に予測不可能な”結果の見えない実験”を身近にある家具や家電の産業廃棄物を用いることで、我々が今後一生を懸けて行っていくための覚悟とその象徴としての塔である。

原田 葉子 / Harada Yoko

プロフィール

1989年生まれ。廃材や家電など日常に溢れるものを用いたインスタレーションを主に行う。写真表現など、平面作品にも取り組んでいる。普段はこまごまとしたおもちゃのような作品をつくっている。

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