祭Möbius - 岡田 朋子

作品情報

平面 / W1050*H640(mm) / 水彩紙、Kパネル、SAI、Photoshop2

コンセプト

「祭」をテーマに、その行為や意味の底にある、日本独特のハレとケの考え方を表現したイラスト作品です。この考え方とは、"日々の暮らし「ケ」を続けると人は気力を消耗する。この状態を気力が枯れる「ケガレ」と呼び、非日常的な祭日「ハレ」を用いてリフレッシュをする"というものです。ハレとケは一見表裏の関係にあり交わらないように思いますが、実際は一本の時間の上を交互に繰り返し訪れています。その様子を、表裏が繋がり無限に続く「メビウスの帯」という形で表しました。ハレの面では全国の有名なお祭りや無形民俗文化財の要素を、ケの面では日々の暮らしの点景を構成しています。

岡田 朋子 / Okada Tomoko

プロフィール

1988年出生。日本文化や民俗学をテーマにしたイラスト作品を制作。デザインフェスタなどのアートイベントで活動中。

コメント

この作品は自身が取材した祭り、見聞きした日常から描かれています。見る方の目に楽しく、皆さんの住んでいる場所や故郷の文化を思い返すきっかけになるような作品になればと思っています。

WEBサイト / 連絡先

comagome(at)hotmail.co.jp