多摩美術大学 情報デザイン学科 情報芸術コース 2009年度 卒業制作展|作品紹介_WORKS

Waterfall

福原 昌宏 / Masahiro Fukuhara
映像インスタレーション


コンセプトは生と死です。水の変幻自在な特質や水が生命の誕生に深く関わっており、生命体にとって、水は不可欠な物質であるということから水をモチーフとして映像を制作しました。
実写として切り取った写真を繋げ合わせ、現実世界から非現実的な世界を作り出し、その中で生命の生の輝きと死の濁った感覚を体感できる表現をしました。
制作手法としては静止画シーケンスにフレーム補間技術を取り入れた方法をとっています。
一眼レフカメラで撮影した連続の静止画シーケンスの静止画一枚一枚の間をフレーム補間してフレームを生成する事で不思議な世界を作り上げています。
作品形態はビデオインスタレーションとして大画面でただ見てもらうだけでなく体全体で体感してもらいたいと思い、このような作品形態を取りました。
生命の輪廻をイメージして開始から終わりを生から死へ、そしてまた生まれ変わるといった一連の変化を描き、ループさせています。