多摩美術大学 情報デザイン学科 情報芸術コース 2009年度 卒業制作展|作品紹介_WORKS

2045.08.10ノセカイ / nonnuclear weapon century

鵜養 慶太 / Ukai Keita
インスタレーション


2010年。核が初めて兵器として使用されてから今年で65年目。
現在、ヒバクシャの平均年齢は75歳を越え、年々その語り部の数は減っている。その一方で核が兵器として使用されてから100年(一世紀)を迎えるまで、たった35年となった。長崎に原爆が投下された1945年8月9日の翌日から一世紀後の2045年8月10日。その日、世界はどうなっているのか。10人のヒバクシャへのインタビュー。

「あなたはどんな2045.08.10ノセカイを望みますか」

未来のこと、家族のこと、自分の夢。証言を越えたヒバクシャ自身の未来への願いの記録。目を閉じた姿は自らの未来へのダイイン、そして祈りであり、それによりヒバクシャのいる世代といない世代を繋ぐ私達の世代が何ができるのかを考え−核兵器の使われない100年−を目指したい。