コンセプト日常的に、無意識のうちに場所や状況によって、時間の過ぎ去るスピードに違いを感じる経験は、誰もが認識していることと思う。例えるなら都会と田舎のように。この誤差はあくまでも私たちの意識によって起こる問題であり、時間は常に一定であるということは言うまでもないが、自身をを知らぬ間にそこのリズムに落とし込ませ、同調させているのはやはりその場の空間といってよいだろう。だとするならば場所にはそれぞれの時間リズムが存在しているのではないか。私はそれを時間の個性としてとらえ、その個性を24枚の連続写真という形で可視化することを考えた。
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