コンセプト私は今回、自分の意識を形成している精神世界に着目し、作品制作を行いました。具体的な例に自分をとってもそうですが、人は、私はネガティブな生き物だと思います。私は臆病で、現実が怖くて仕方がなく、すぐに自分の本当の気持ちに嘘をついたり、見ないふりをしてしまいます。しかしそのせいでアイデンティティーが不確かになり、自分が何者なのかがわからなくなってしまいます。私の心にはそういったへなちょこな悪魔のような部分解放されが、どうしたて潜んでいるのです。本音や素直な気持ち、状況に翻弄されて感情に左右される自分の意識を、純粋さをもった清いもの、けれど脆弱で俗で、悲しい質の悪いもの『白い悪魔』と比喩し、それがすべてのしがらみや、今現在自分が抱えている無感情から解放され、強く自立して飛び出してゆく様をイメージし、制作しました。
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