コンセプト空間は光があることで人間が知覚できる。光がごくありふれたものになってしまった今日の中で、光の無い状況に自分の身を置くことは困難である。例を挙げると現代では、コンビニの光は24時間365日、煌々と光を放っている。光から開放されることは、1日たりともない。そのコンビニが消えると、単にコンビニから光がなくなっただけで済まされるものではなく、コンビニの周囲にあった建物や空間の様相までも変化をする。それに伴い、人間の行動も大きく異なってくる。つまり、人間は光による空間の変化を受け、さらに空間を人間は自在に光によって変化させることができるのである。cososでは光を当てる空間の虚の部分に焦点を当てることで空間の見え方を変える。空間とは「空」の概念、つまり無限に形を変えることができる器と「間」という地球や宇宙に存在するリズムが、折り重なることで生まれる。光によって空間を自在に変化させることが可能かどうかを検証する研究。デバイスを松宮俊文が担当。プログラミングを山本雄平が担当し、共同でcososを制作。
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