感傷装置



雨宮啓子

コンセプト

瞬間を永遠にしたいってずっと思ってた

どうしたら瞬間を永遠にできるか、その方法を探してきた

永遠にするっていうのは
人間の記憶に残すことなんじゃないかと考えたんだけど

一生忘れたくないと思った瞬間も
いつの間にか記憶が薄くなって
いつか思い出せなくなるのが悲しくて
一瞬の、その場のすべてが記録できたらいいのにって思った

忘れたくないって思った瞬間に
シャッターを押すと
その場の温度とか湿度とか音も光も
全部を記録して閉じ込める装置があったらいいのにってゆう妄想をした



でも誰かが、人間に与えられた幸せは
忘れることができることだって言ってた

  • 作品形態: 立体 1400×3000×500
  • 素材: 木材、樹脂、レンズなど
  • 誕生日: 1986年7月14日
  • 出身地: 山梨県
  • ウェブサイト: http://amemi.net