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山下祐人『メルトフィーリングス』

  • 不可思議な装置のハンドルを回して水と油をかき混ぜる儀式を行うと、巨大な赤ん坊の顔がひきつったような笑みを浮かべる。妖しさに魅力を感じていると作者は言う。複雑で明瞭でない機械と人間の関係について、奇妙な状態をつくりだして表現している。この作品にどこか懐かしさを感じるのは、科学技術社会が進歩しすぎたということなのだろうか。文明批判的でありながらも決して後ろ向きではない作者の独特な感性をうかがい知ることができる。(准教授・森脇裕之)