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観客が作品の前に立つと、毛糸の編み物で型どられた世界地図にあるまぶたが、ぱちくりぱちくりとなまめかしく動く。まぶたの奥には樹脂製の目玉が輝いている。目玉は5つあって、それぞれ一つずつ大陸の上にある。とぼけた面白さが伝わってくる作品だ。ナンセンスであるけれど、それはある意味インタラクティブな作品の本質的なあり方でもある。観客と作品との間には、いつもこういった暖かみのある出会いがあって欲しいと思わせる幸せな作品である。(准教授・森脇裕之)