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中野恵一『de posit de-posit-ion posit-ion』

  • 頭上に張り巡らされた線の上を紙の襞がゆっくりと蠢きながら這っていく作品。その襞はまるで体内の器官のようでもあり、身体の内部の動きが外部まで拡張したかのようだ。ここで生成される形態は膨張と収縮を繰り返しながら天井を侵食するように堆積する。作品にあてられた光によって床部分にも襞の動く様子が投影され、鑑賞者がそれらの間に入ることによりインスタレーション空間全体も変容していく構成となっている。(教授・三上晴子)