pokiシリーズ                制作:山本詠美(2005年度卒業、2007年度修了)

pokiシリーズは、展示台から鑑賞者が特定のオブジェを選ぶことからはじまる。とある選択によって、それ以外の可能性がどんどん破棄され続ける。この破棄された可能性が、我々の目の前に別の物体としてのpokiを出現させてくれる。それは決して新しい何かではなく、手に取った鑑賞者の経験のなかから拾い上げられた記憶の物体である。


形を変える、見比べる 型から大量に複製したものが、削られるときにでる粉とそうではない塊の2つに分別される。これらの状態は時間経過によって、瞬間ごとに構築されると同時に破壊されている。モニタに映し出された様々なオブジェは、この石膏像に与えられた意味と可能性を知覚されうる形に具現化したものの一つの事例たちである。


単位をつける 「poki」とは、この物体を数えるための単位である。1poki、2pokiと数えられるこのオブジェは固有の単位を保持したことで、個々に名前がなくても同一種のものであることが認められる。



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