INUシリーズ 制作:KIMURA(2003年度卒業)
機械は私たちの生活を豊かにするために日々機能しています。人間が手を使い道具を作り始めてから様々な物が生まれは消えていきました。産業革命以降、力を生み出す「動力機械」を手に入れた人間は今まで以上に大がかりで生産性の高い機械を作る事になりました。「動力」は様々な分野で活用され人間のあらゆる欲求を満たす為、ときに力強く、ときに素早く、ときにドラマチックで、ときに凶暴だったりします。
あらゆる仕事を文句一つ言わずこなす機械が人間の為に働いてくれる生き物に見えてくるのは私だけでしょうか。
現代では私たちの生活は豊かになった反面、「もの」への豊かな感覚やコミュニケーションにおいては薄れてきている印象を受けます。感情のない「もの」から自分へのドラマを感じ取る事は人間として忘れてはならない感覚です。
人は物を消費する機械になってはならない。そして日々回転し続ける機械、それを支える技術者へ捧ぐトリビュート作品。
それがKIMURA「INUシリーズ」です。