maco Media Art course @ Tama Art University

情報デザイン学科開設10周年記念展 "Insight Vision Part2"

maco manifesto

 

 音声・言語・平面・空間・身体による様々な表現芸術は、シャーマンが演ずる共感体験から始まって、アーチストによる個人所有の作品、デザイナーによる複製量産の製品を経て、現代においてはサーバーからネットに発信される遍在的な情報へと様変わりし、表現媒体の境界がシームレスに溶解しはじめている。

  絵画の額縁や、美術館というフレームの中で成立してきた芸術は、今、全世界を覆うサイバースペースの中で新たな自由を獲得しつつある。

 メディア芸術の展開は、芸術文化の有り様に大きな変化をもたらし、 美的感性の対象を拡大する。「メディア芸術コース」は禁断と未知のサイバースペースに踏み込み、人間の知性を開放する。


表現活動

シャーマン
環境共有化

アーチスト
個人所有化

デザイナー
複製工業化

新タイプのキャリア
情報遍在化

身体表現 祝祭 劇場 映画

ハイパー
インタラクティブ
キネチック
パフォーミング
シニック
ディスプレイ
バーチャル
シームレス
ボーダレス
サイバー

音響表現 鼓舞 演奏 音楽
言語表現 碑文 写本 印刷
平面表現 壁画 絵画 写真
立体表現 彫刻 工芸 製品
環境表現 都市 住宅 建築
生存活動 合戦 競技 戦争 DNA
経済活動 贈与 交換 貨幣 e-マネー
政治活動 宗教 民主 ゲーム アナーキ

 

 芸術創造のプロセスは、多様に分化した人間活動の諸相を有機的に統合し、知性・理性・感性と肉体による表現を綜合する全人間的な営みである。

 芸術は人間どうしが豊かな関係性を復活させる役割を負っている。

 美的共感によってこそ、コミュニケーションが成立し、共同体社会が維持される。

 芸術の豊かな表現力が発揮され、見る側の感性に受け入れられるならば、芸術作品のメッセージは説得力を発揮して、現実社会を突き動かすこととなる。

 

 人間は肉体の外界に、物質文明を蓄積してきたが、その負の側面が明らかとなるにつれて、地球環境を脅かす存在となりつつある。

  物質文明による地球環境の破壊が反省され、サイバースペースの影響力にも批判的な検討が加えられている現在、人間の精神文化を代表する芸術文化が再認識される時代にある。

 学問や芸術などの非物質な世界への探究が、物質界をリードしなくては、都市文明も、ただの自然破壊にしかすぎない。

  芸術は、現実世界と非現実世界をつなげ、アトムとビットのあいだにインタラクションを起こしながら、世界を循環させる。

 

 メディア芸術の歴史は浅く、欧米・近東・アジアともに、同じスタートラインを切ったところである。

 メディア芸術のの国際交流は、民族の言語や習慣、地域の垣根を越えて、人と人の感性が触れあう豊かなコミュニケーションを実現し、広く世界と交信することが出来る。

 軍事力や経済力などのハードパワーではなく、芸術文化のソフトパワーによってこそ、憎悪の連鎖や貧困の格差などの問題に対処できる。

 社会が急激に変化していく中で、豊かな共同体社会を維持していくために、メディア芸術はかつてなく重要なものとなっている。

 

 多摩美術大学は1935年の創立以来70年間にわたり、美術とデザインの最先端で創作的研究を実践し、量的に膨張してきたが、今日、質への課題を突きつけられている。

 多摩美術大学が育ててきた豊潤な実績を基として、多彩なメディアを自在に駆使し、未来の想像力を実現してゆく新しいタイプのアーチストを育てる必要がある。

 

maco history

1987年 情報デザイン学科募集開始 120名
1998年 情報デザイン学科1回生入学
2005年 情報芸術コース募集開始 60名

maco curriculum & career
  デザイナ志望 アーチスト志望 研究者志望  

予備校

デッサン
色彩構成
基礎造形    
 
学部1学年 
形態と構造
動態と制御
基礎造形    

学部2・3学年

概念(図像)
着想(資料)
拡散(設計)
収斂(製作)
創作研究
学外発表展
   
学部4学年 
起業と就職 社会活動
卒業制作展
   
 
大学院修士   作家活動
美術協会展
博士論文
研究活動
 
大学院博士     博士論文
国際会議
 
maco archives